2013年11月18日月曜日

IEEE SENSORS2013

IEEE SENSORSは世界のセンサー・MEMS専門家が多く集まるの学会である。センサーならびに関連分野(材料、システム、応用)に関する世界最大規模の国際会議であり、欧州/アフリカ、アジア/太平洋地域, アメリカの3地域の持ち回りで毎年開催されている。今年は、その12回目の開催として11月4日から6日の3日間、アメリカのボルチモアに開催された。

本プロジェクトにおいて、「Towards the World Smallest Wireless Sensor Nodes with Low Power Consumption for ‘Green’ Sensor Networks」と題して、開発した3nd-Prototypeの3X3mm角温湿度センサ端末を評価・機能検証に関する発表を行った。そこでのディスカッションは様々な意見や知見を得られる非常に有益なものであり、今後のプロジェクト推進に対し、非常に役立つ情報が得られた。




運営委員発表によると投稿件数は951件で、うち530件の採択が行われたとのこと(採択率56%)。発表の内訳としては、オーラル252件、ポスター278件。採択された発表を国別でみると、アメリカ200件で最も多く、次いで中国46件、ドイツ41件、、日本39件という順番であった。

つくば研究センター 魯 健

2013年11月15日金曜日

第30回「センサ・マイクロマシンと応用システム」シンポジウム参加報告

2013年11月5日~7日にかけて、第30回「センサ・マイクロマシンと応用システム」シンポジウムが仙台で開催されました。
このシンポジウムに、研究開発項目①「グリーンMEMSセンサの開発」に関連した研究発表及び、本プロジェクトに関係した技術の情報収集を行い、今後の研究へ反映することを目的として参加してきました。

ポスターでの成果発表でしたが、説明時間2時間中ほぼ途切れることなく20人以上の方と議論を行うことができ、多くの方に成果をアピールすることができました。質問事項としてはアプリケーションに関する内容が多く、本センサで以下に消費電力が下げられるかということを説明しました。

情報収集の面では、圧電体(PZT)に関するセッションもあり、性能向上の面で我々が開発している圧電体カンチレバーにも大いに参考になるような情報を収集することができました。

また、今回のシンポジウムはマイクロ・ナノ工学シンポジウム及び集積化MEMSシンポジウムと同時開催であったため、幅広い分野のセッション・招待公演がありました。そのため、上記圧電体のみならずバイオ・医療の分野など多岐にわたるセンサ技術について勉強することができました。


つくば研究センター 海法