2014年5月19日月曜日

ナノ・マイクロビジネス展でプロジェクトの成果展示およびセミナーを行いました

「ナノ・マイクロビジネス展2014」において本プロジェクトの成果の展示とセミナーを行いました。(主催:(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)/技術研究組合NMEMS技術研究機構)。
 今年度のセミナーでは、プロジェクトの成果を報告する他に、特別講演として、パナソニックから、「パナソニックのエネマネ」という題目で、HEMSの取り組みを中心にエナジーシステム事業部新事業センター長の磯崎様から、そして、大成建設から、「大成建設のセンサ技術を活用した省エネの取り組み」というタイトルでBEMSの取り組みを中心に環境技術開発室長の小林様からご講演をいただきました。
 また、日本政策投資銀行の企画調査課長の大来様より「センサーを軸とした国際競争力強化の提言」というタイトルでセンサネットワークビジネスのあり方を中心にご講演をいただきました。 センサを用いた省エネの取り組み、そしてビジネスモデルのあり方といった省エネ手法、産業発展に向けた内容であり会場はほぼ満員で関心の高さが伺えました。
 セミナーの後半では、グリーンセンサ・ネットワークプロジェクトの成果として、つくば研究センターの伊藤センター長より、「見えた!グリーンMEMSセンサ端末の姿」と題し、各グリーンセンサ、高感度受信機、およびコンセントレータの開発状況について報告を行い、最後に大岡山研究センターの開発成果について、谷岡センター長より、「出来てきた!ファブリック型自立電源」と題し、有機半導体のナノファイバー化、電源モジュールの試作について報告を行いました。
 また、NMEMSのブースでは、プロジェクト最終年度ということもあり、グリーンセンサ端末が多く展示されており、各テーマのパネル・展示物を見に来る来訪者も多く、プロジェクト成果の詳細、省エネ手法を議論する場として盛り上がりを見せていました。 特に、中央では赤外アレイセンサを用いた人・温度センサを用いて、簡単に空調省エネができる実証デモを行い大いにもりあがりを見せていました。 本プロジェクト最終年度に突入しており、グリーンセンサ端末を用いた省エネ実証のステージに突入していきます。実際のデータ収集等を通じて、メンテナンスフリーの無線MEMSセンサの特徴・省エネ効果等を分かりやすく発信していきたいと思います。 本部 今本 浩史