2012年11月24日土曜日

ハワイのコンビニエンスストア調査

1115日(木)の午後8時前に成田を出発し、同日午前8時前にホノルル国際空港に到着。
ホテルに着いたのは、同日、午前9 時・・・・・・。ホテルはセブンイレブン指定で、アラモアナショッピングセンタのそば。チェックインをしたが、部屋が空いていないとのこと。セブン イレブンハワイに電話したところ、会議中で11時ごろ迎えに行くとのこと。どうすればいいの?冬の服装のまま、ホテルのレセプションの前で、服を脱ぎ、夏服に着替える。荷物を預けても、まだ1時間以上の時間が。仕方がないので、まず喫煙所を探し、一服。ホテルの前のショッピングモールを散策。
10:30 頃迎えが来る。そのまま、一店舗目に向かう。ハワイは交通渋滞がひどいので、帰りを考えて西側から始めるとのこと。ホノルル国際空港を通り過ぎて、一路西 に。最初のお店は、ハワイ店舗売り上げで第2位のお店だそうだ。生活保護をもらっている人が多く住む、治安が良くないマカハ地域。お店に入り、分電盤を。全然違う、日本と。あらかじめわかっていたけど。テスターを使って、線間の電圧をはかる。すべて、3相4線の分電盤と判明。“主幹”がない!エアコンや冷凍・冷蔵庫といった日本で取り付けているブレーカがない(-_-;)主幹は店の外の壁に。それを開けるには、すべての電源を落とさなければダメだということがわかる。エアコンや冷凍機の室外機は屋上にあり、そのそばにブレーカがあることが判明。脚立と梯子を使って屋上に。最初から、なんときつい労働を。


これが主幹ブレーカ??

エアコンのコンプレッサーとブレーカ
これが分電盤
分電盤をあけたところ。設備とブレーカの関係がよくわからない。

店内の様子。日本の違ってゆったりしてい
センサとバッテリー駆動の受信機を適当にセットして、2件目に向かう。お昼を食べている時間がないから、セブンイレブンのハワイで評判のおにぎりを買って、店の前で食べる。そこから東に向かい、各店舗に設置。結局目標の5店舗に届かず、4店舗で終了。2日目は、8時にホテルを出発とのこと。
2日目は、ダウンタウンから東のお店に設置。途中、サーフィンで有名な場所を通る。中級者以 上向きで、背骨や首を痛めることが多いとか。確かに、波は激しい。朝食は、セブンイレブンで、おすすめのサンドイッチを購入。移動途中で食べる。疲れが 残っているのか、センサ設置がいい加減になっている・・・・。昼食もセブンイレブン。人気のお寿司を、また車の中で食べる。どうにか、7店 舗を回り、午後3:00過ぎには終了。セブンイレブンハワイの事務所に入り、後片づけと、今後のスケジュール等について打ち合わせ。セブンイレブンハワイ のメンバーと懇親会があるので、このまま事務所にいるか?と聞かれたが、たばこを吸いたいので、ホテルに送ってもらう。懇親会のレストランにも自分で行く と言って、やっと一人に。ホテルに4時過ぎに着く。懇親会の会場まで、歩いて30分。眠ったら遅れそうなので、荷物を置いて、すぐ外にでる。アラモアナのショッピングモールを抜けて、海岸に。初めてのハワイの海岸。泳いでいる人もちらほら。海水に手をつけると、暖かい。気温は涼しいが、これなら泳げる。

サーフィンで有名な場所?ベローズ・フィールドビーチ

時間がないので、懇親会の会場に。会場は、地元の人が集まるバー。これは僕の希望。B級グルメが好きだからと言って、とってもらった。行っても誰も来ていない?予約をしているといっても、通じない(これは英語力の問題か?)。しかたがないので、カウンターに座って、一人でビールを飲み始める。バカヤロー・・・・・
懇親会に行く前に立ち寄ったアラモアナビーチ
写真右手前がセブンイレブンハワイのCEOのグレッグ。
そのうち、メンバーが集まり、懇親会が始まる。SEJハワイの社長の前で、何をしゃべればいいの?僕は、偉大な哲学者だ、とかアインシュタインの生まれ変わりだ、とか適当な話をして、時間を過ごす。来年の3月までに、産総研のメンバーがまた来る、とか適当なことを言って別れる。終わった~~~っ!データが取れているかどうか、うまく解析できるかどうか心配だが、考えないでおこう!!日本には日曜日の夕方4時過ぎに着く。賞味1.5日で、オアフ島の10店舗にセンサ100個以上、受信機30台を設置した。日本に着いたら、SEJハワイのCEOとセブンイレブンジャパンの役員から、非常に丁寧なお礼のメールが。そんなに期待されても、困るんですけど・・・・・
明らかになったのは、日本の見える化システムは、ガラパゴスだということ。今の2.4GHzじゃ、アメリカに対応できないね、確実に。

(つくばセンター交流研究員 藤本)

2012年11月6日火曜日

電気学会第29回センサシンポ 企画セッション「グリーンセンサ」でPJ成果を報告

北九州市のシンボル小倉城
第29回「センサ・マイクロマシンと応用システムシンポジウム(通称センサシンポ)」が、2012年10月22日から24日の日程で北九州国際会議場および西日本総合展示場で開催された。

24日午後に、企画セッション「グリーンセンサ」を開催した。6件の発表すべてを招待講演とし、うち4件をGSN-PJの報告とした。(他の2件もPJ参画の企業からの発表)。シンポジウムの最終日最後のセッションにもかかわらず100名近くの聴衆を集め、関心の高さが伺えた。本セッションでグリーンセンサの現状、およびGSN-PJの目的、狙い、解決手段は理解されたものと考えます。

6件の発表は以下の通り。

3D3-1  『現状のグリーンセンサ技術とMEMSへの期待』  
      積 知範  オムロン(株)
 
3D3-2  『業務用車輌の省燃費化を狙ったセンサと制御システム』
      大原淳士、加藤久弥、安部克則、高須賀直一、磯貝俊樹  (株)デンソー
 
3D3-3  『グリーンセンサ・ネットワークシステム技術開発プロジェクト』
      伊藤寿浩1,3、谷岡明彦2,3、前田龍太郎1,3
         1産業技術総合研究所、2東京工業大学、3NMEMS 技術研究機構
 
3D3-4  『グリーンセンサネットワークの実証「セブンイレブンの例」』
      藤本 淳1、古澤真吾2、鈴木章夫1
         1(独)産業技術総合研究所、2セブン-イレブン・ジャパン
 
3D3-5   『スマートオフィスに向けたグリーンセンサと空調技術』
      西野 淳、鈴木雅富、橋本 哲
      ダイキン工業(株)、NMEMS 技術研究機構
 
3D3-6   『グリーンセンサ用低消費電力アナログフロントエンド回路』
      藤森 司1,2、大島 俊1,2、後藤 康1,2、伊藤寿浩1,3、前田龍太郎1,3
        1NMEMS 技術研究機構、2(株)日立製作所、3(独)産業技術総合研究所

 
産総研伊藤先生のGSN発表

補足: 本会議は機械学会、応用物理学会などとの共催で、日本最大のセンサとマイクロマシンに関するシンポジウムであり、国際会議と比較してもそん色のない規模・内容の会議である(但し公式言語を英語としていないため、海外からの参加者はごくわずか)。本年は参加者が初めて600名を超えるなど、センサの重要性への認識がさらに深まってきたのではないかと考える。次回は仙台市で開催の予定。

NMEMS技術研究機構 今仲行一