2012年11月6日火曜日

電気学会第29回センサシンポ 企画セッション「グリーンセンサ」でPJ成果を報告

北九州市のシンボル小倉城
第29回「センサ・マイクロマシンと応用システムシンポジウム(通称センサシンポ)」が、2012年10月22日から24日の日程で北九州国際会議場および西日本総合展示場で開催された。

24日午後に、企画セッション「グリーンセンサ」を開催した。6件の発表すべてを招待講演とし、うち4件をGSN-PJの報告とした。(他の2件もPJ参画の企業からの発表)。シンポジウムの最終日最後のセッションにもかかわらず100名近くの聴衆を集め、関心の高さが伺えた。本セッションでグリーンセンサの現状、およびGSN-PJの目的、狙い、解決手段は理解されたものと考えます。

6件の発表は以下の通り。

3D3-1  『現状のグリーンセンサ技術とMEMSへの期待』  
      積 知範  オムロン(株)
 
3D3-2  『業務用車輌の省燃費化を狙ったセンサと制御システム』
      大原淳士、加藤久弥、安部克則、高須賀直一、磯貝俊樹  (株)デンソー
 
3D3-3  『グリーンセンサ・ネットワークシステム技術開発プロジェクト』
      伊藤寿浩1,3、谷岡明彦2,3、前田龍太郎1,3
         1産業技術総合研究所、2東京工業大学、3NMEMS 技術研究機構
 
3D3-4  『グリーンセンサネットワークの実証「セブンイレブンの例」』
      藤本 淳1、古澤真吾2、鈴木章夫1
         1(独)産業技術総合研究所、2セブン-イレブン・ジャパン
 
3D3-5   『スマートオフィスに向けたグリーンセンサと空調技術』
      西野 淳、鈴木雅富、橋本 哲
      ダイキン工業(株)、NMEMS 技術研究機構
 
3D3-6   『グリーンセンサ用低消費電力アナログフロントエンド回路』
      藤森 司1,2、大島 俊1,2、後藤 康1,2、伊藤寿浩1,3、前田龍太郎1,3
        1NMEMS 技術研究機構、2(株)日立製作所、3(独)産業技術総合研究所

 
産総研伊藤先生のGSN発表

補足: 本会議は機械学会、応用物理学会などとの共催で、日本最大のセンサとマイクロマシンに関するシンポジウムであり、国際会議と比較してもそん色のない規模・内容の会議である(但し公式言語を英語としていないため、海外からの参加者はごくわずか)。本年は参加者が初めて600名を超えるなど、センサの重要性への認識がさらに深まってきたのではないかと考える。次回は仙台市で開催の予定。

NMEMS技術研究機構 今仲行一

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