本プロジェクトが発足して2年度が終了する。
思えば本プロジェクトはグリーンセンサネットによる電力モニタリングおよびその省エネへの応用という形でスタートした。近未来のエネルギー問題の課題解決を狙っていたが、プロジェクト直前の震災発生とそれに伴う電力危機を迎え、まさに直面する国家的課題に挑戦するテーマとなった。
この2年の間にコンビニエンスストア2000店舗弱へグリーンセンサネットを設置し、大規模社会実験で省エネの実証を行った。また各種センサの微細化、低コスト化やセンサシステムの省エネ化等の要素技術も着実に成果を上げつつある。
また省エネ以外の社会課題である国土強靭化、農業の競争力強化、医療等への応用の検討が始まろうとしている。微細な無線端末が社会の隅々を見守り、実り豊かな国民生活に貢献する未来社会の到来は遠くない。
プロジェクト・リーダー 前田龍太郎
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