2011年11月14日月曜日

IEEE SENSORS (Oct.28-31,2011 アイルランド)

◆IEEE SENSORS

MEMSセンサ技術および、センサネットワーク技術を含めたセンサ関連技術に関する研究者が毎年集う世界的な会議であり、センサネットワークに関連する発表が最も多い国際会議である。本会議において、グリーンMEMSセンサ、グリーンセンサ端末およびグリーンセンサネットワークシステム技術関連の情報収集を行い、特に本プロジェクトの研究開発項目③「グリーンセンサネットワークシステムの構築と実証開発」の研究開発に寄与できる有益な情報が得られた。


◆Fraunhofer IZM 訪問(ドイツ)

ASSID(ドレスデン)において、同支所責任者のJ.T.Wolf 氏と、300mmSi 集積化プロセスに関して意見交換をし、本プロジェクトの研究開発項目②「無線通信機能および自立電源機能を搭載したグリーンセンサ端末の開発」におけるグリーンセンサ端末機能集積化技術、特に300mm ウェハTSV 技術およびウェハレベル集積化技術に関し、大変有益な情報を得ることができた。



                             (つくば研究センター長  伊藤寿浩)

2011年11月1日火曜日

第31回 エレクトロセラミックス研究討論会 聴講


グリーンセンサ・ネットワークシステム技術開発プロジェクトにおけるグリーンセンサ端末機能集積化および低消費電力無線通信技術の開発の一環として、振動発電素子の主要部位である圧電体技術情報収集の為、エレクトロセラミックス研究討論会(東京大学 駒場キャンパス 10月28日~29日)を聴講してきました。

興味深い話として、静岡大学の脇谷先生の研究グループからPZTの下部電極にシード層としてLNOを製膜し、PZT(100)/(001)配向性を向上させるという報告がありました。
                                    ( 分散研  瓜生 )




グリーンセンサ・ネットワークシステム(GSN)技術開発プロジェクトのHP公開


 このたびグリーンセンサ・ネットワークシステム(GSN)技術開発プロジェクトのホームページの公開を始めました。


ページ構成は次のようになっています。
 トップページ(新着情報、お問い合わせ・連絡先)

 プロジェクトの進捗状況について広く情報発信すべく、本ホームページを公開したものです。グリーンセンサ・ネットワークシステム(ブログ)とともに閲覧下さるようにお願いいたします。
(投稿:管理人)

2011年10月21日金曜日

ITMA2011視察(22-29,September 2011スペイン バロセロナ市)

ITMA2011視察(22-29,September 2011スペイン バロセロナ市)

グリーンセンサ・ネットワークシステム技術開発プロジェクトにおける超小型高効率ナノファイバー構造発電・熱電変換自立電源の開発の一環として、住江織物分室 三村善英 本部長とITMA2011(国際繊維機械見本市)を視察しました。1000社以上の出展があり、最近のエレクトロニクス技術を積極的に取り入れた、これまでにない高機能・高性能な繊維機械が展示されていました。ドイツ及びスイスの企業の出展が圧倒的に多く、技術的にも極めて進んでいることが見てとれました。会場では、インドのバイヤーの活動が他国に比べて格段に活発である等の情報もささやかれていました。今後の繊維型自立電源開発の推進に極めて重要な情報を多数得ることができ、非常に有意義な視察でした。
(大岡山研究センター 谷岡明彦)
会場の様子


展示ブースの一部



展示・販売されていた機械



2011年10月14日金曜日

前田PL、NEDO小寺PMの大岡山・つくば両研究センター視察

◆前田PL、NEDO小寺PMの大岡山・つくば両研究センター視察

 平成23年10月7日に前田プロジェクトリーダ(PL)とNEDO小寺プログラムマネージャー(PM)、蘆田課長、大久保主任研究員、渡辺主査、奥谷主査がグリーンセンサネットワーク研究所の研究開発拠点である、大岡山研究センターとつくば研究センターをご視察された。まず、午前中に東京工業大学大岡山キャンパス内石川台6号館4階にある実験室および研究員居室を視察し、谷岡センター長より研究開発体制、設備の整備・発注状況、今年度計画について説明を受け、早く光電効果のデータを出すように、研究途中の成果についても公開・デモできるように進めて頂きたいとコメントを頂いた。


 午後からは、つくば研究センター(NMEMSイノベーション棟)に移動された。まず、伊藤センター長よりテーマ運営、8/12インチMEMS試作前工程・後工程ライン、研究テーマ概要に説明を受けた。続いて、研究員より電流・磁界センサの開発、フレキシブルクランプセンサ端末、超低消費電力化LSIの開発について今年度計画の詳細について説明を受けた。小寺PMより、予定どおり進んでいるが、ネットワークシステム実証を効率的に行えるように進めて頂きたいとコメントを頂いた。この後、研究室居室、8インチライン設備とセンサネットワークを用いた環境・エネルギーモニタリングシステムを見学された。 下の写真は、NMEMSイノベーション棟1階国際セミナー室にて撮影。
(本部 逆水登志夫)

(大岡山研究センター会議室)

(NMEMSイノベーション棟1階国際セミナー室)

2011年9月30日金曜日

GSNプロジェクトが日本を救う

  ~2011年度の前半を振り返っての呟き~


 9月30日で2011年度の前半(4~9月)が過ぎようとしています。前半を振り返ってみると3月11日に起きた東日本大震災・原発事故の影響をもろに受けて、政治・経済・エネルギー問題等で国民生活がたいへん厳しい現実にさらされてきたように思います。最近では追い打ちをかけるように猛暑と台風による水害等かって経験したことがないような大災害が次々と日本に襲いかかりました。このように2011年度前半は暗いニュースが多かったなかで、明るいニュースとしては7月13日に、技術研究組合NMEMS技術研究機構が設立され、GSNプロジェクト「グリーンセンサ・ネットワークシステム技術開発プロジェクト」が4年計画/年間約11億円(うち、3分の2は国/NEDO負担、3分の1は組合負担での共同研究)でスタートしたことでした。集中的にプロジェクトを推進するため、研究実施場所を産総研東事業所(つくば)内のNMEMSイノベーション棟4階にグリーンセンサネットワーク研究所を開所して、つくば研究センターとして集中的に研究を行ってゆくことになりました。他に東京工業大学内に大岡山研究センターを設けて、それぞれが車の両輪的な役割を果たしてプロジェクトを強力に推進する体制を整えました。
 プロジェクトの目的は、このブログを読まれるプロジェクト関係者の皆様には釈迦に説法と思いますが、要約すれば「通信機能や自立電源機能搭載の新しいMEMSセンサーの開発とMEMSセンサーによる環境計測やエネルギー消費量の計測を行い、日本における最適な低炭素社会実現を目指す」ことです。まさに資源の少ない日本にとって省エネルギー問題は最重要課題の一つであり、その解決策の一助となることが期待されています。GSNプロジェクトの関係者(組合員)は、言わば日本の省エネルギーに貢献する・貢献していると期待されている方々ばかりです。組合員間の利害関係も多々あろうかと思いますが、日本の国益になることを最優先に頑張っていただければ、GSNプロジェクトは大成功を収めること間違いなしと思います。頑張れGSNプロジェクト!救国のプロジェクトとなれ!と心密かに呟いています。(研究支援部 町田 進)



2011年9月1日木曜日

プロジェクトリーダーのご挨拶


プロジェクトリーダー 前田 龍太郎
グリーンセンサネットワーク研究所 所長
((独)産業技術総合研究所)
これまでエネルギー問題の解決のためには自然再生エネルギーの利用や、エネルギー効率の高い工業製品の開発が進められてきました。自動車や冷蔵庫をはじめとする個々の工業製品のエネルギー効率の向上に関しては大きく開発が進んでいます。ところが工場やビルといった大きなシステム全体のエネルギー運用を効率的に行う技術開発は必ずしも進んでいませんでした。新設の工場やビルならば少々高いセンサを配置してそれらを有線でつなげればいいのですが、既存の建物では設置が困難だからです。

そこで「グリーンセンサネットシステム」プロジェクトでは、近年開発が進んでいるMEMS製造技術を駆使して、コストが安くて、小さい無線センサ端末を開発し、建物や工場、オフィス環境等でのエネルギー消費の見える化と最適制御を行おうとするものです。プロジェクト計画の当初は近未来のエネルギー問題解決に先鞭をつける先進的なプロジェクトと考えられていました。

ところが2011年3月11日に、東日本を大震災が襲いました。発電施設、とりわけ原子力発電所にもたらしたダメージは大きく、それ以前と後の世の中の境界条件が大きく変わってしまいました。省エネグリーン化は近未来の問題ではなく、現在われわれの直面する待ったなしの課題となってしまいました。世界に先駆けてこの大きな課題を解決することは我が国に新たな産業競争力をあたえるものと信じています。